
1985年(昭和60年)から NHKで 7年間に渡って放送された『ツールドフランス』という番組の DVDです。一般向けの番組なのでそれなりの解説(ナレーション)が入っている分、ツールの公式 DVDより駆け引きや状況がわかりやすい :-)
映像が映ったとたん、ヨメと二人で「自転車が古っ!」。ドロップ・ハンドルはアナトミックではなくまだノーマルばっかり。ステムもみんなノーマルでアヘッドなんていない。フレームはクロモリ全盛。だからパッと見、古臭く見えるんですね。メカはほとんどがカンパに見えます。ペダルもみんなクリップだし。ディスク・ホイールはすでにありましたが、T.T用の DHバーは'89年にグレッグ・レモンが SCOTTで使ったのが初めてだったんですね。
'85年頃は、ナレーターは "マイヨ・ジョーヌ" のことを "マイヨ・ジョン" と言ってます。まだ日本では認知度が低かったですね。 この時代は日本ではバブルが始まっていたんでしょうか、パナソニックとか東芝とか日立とかリョービとか、日本のスポンサーが目立ちます。
この時代は毎年見どころがありますが、特に '89年の復活レモンと、あのミッテラン大統領をして「勝ってほしい」と言わしめたフィニョンとの壮絶な最終ステージは見ごたえがあります。普通は凱旋門に戻ってくる時には総合優勝は決まっているものですが、この年は最終ステージ前の二人の時間差は 50秒。しかも最終ステージはわずか 24.5kmの個人 T.T でした。フランス中がフィニョンの優勝を信じて疑わなかった中でのレモンの驚異的な追い上げ。なんとレモンはフィニョンを逆転。その差は僅か 8秒でした。
それにしてもプロはすごいですね。平地を普通に走って 50km/h、ゴール前では 6〜70km/h、アルプス、ピレネーの激坂を喘ぎながら上っていく時でも 35km/h、下りでは 100km/hですから。それを 20日間毎日よ。なんちゅう連中だ。
この DVD、3週間分のツール全体をわずか 1時間半〜 1時間に納めているので、端折ること端折ること。さらに当時の日本ではまだツールが一般的でなかった分、ナレーションもいろいろ間違っていたりして、その補足の意味で市川雅敏(今中大介の天敵)による解説パンフが入っています。
でもしばらく雨続きなので、デビューはお預けです。
テーマ:自転車(スポーツ用) - ジャンル:スポーツ
